一次面接

(いちじめんせつ)

一言でいうと

書類選考を通過した候補者に対して選考の最初に行う面接で、書類に書かれた経験の実体を確かめ、仕事の中身を伝える場です。

もう少し詳しく

一次面接は、書類に書かれた経験が実際にどの程度のものかを確かめる場です。エンジニア採用では、現場のエンジニアやエンジニアリングマネージャーが担当し、担当した設計の範囲、技術選定の理由、障害対応の経験などを具体的に聞きます。

一次面接は評価だけの場ではありません。候補者は、この面接で初めて現場の人と話し、仕事の中身を知ります。ここでの説明が不足すると、候補者は判断材料を持たないまま次の段階へ進むか、辞退を選びます。一方で、合否を判定しない前提のカジュアル面談とは役割が異なり、一次面接の結果は選考の合否として記録します。

厚生労働省の「公正な採用選考」は、面接の質問事項をあらかじめ決め、その内容を職務遂行のために必要な適性・能力を評価するための事項に限るよう求めています。同じページは、面接で家族のことをたずねる事案が大変多いことも指摘しています。場を和ませるための雑談でも、家族、出身地、思想・信条に関わる質問はしないでください。

実務でどう使うか

一次面接の前に、この面接で確かめる項目と、次の段階で確かめる項目を分けて決めます。技術の深さは一次面接、組織への適合と条件のすり合わせは最終面接、というように段ごとに役割を決めておくと、同じ質問が繰り返されません。

評価は面接の直後に、決めた項目ごとに記録します。面接官が複数いる場合は、全員が同じ評価シートを使います。

よくある失敗

  • 面接官ごとに質問を任せる。候補者によって確かめた項目が違い、比較ができません
  • 自社の説明を省いて質問だけをする。候補者の辞退が増えます
  • 評価を「良い」「微妙」の印象で残す。次の面接官が何を確かめるべきかが伝わりません

混同されやすい用語

用語指すものこの語との違い
カジュアル面談合否を判定しない情報交換の場選考ではない
最終面接採用可否を決める最後の面接判断の範囲と担当者が異なる
構造化面接質問と評価基準を固定した面接の方法段階ではなく進め方の名前

出典