採用実務
構造化面接
(こうぞうかめんせつ/Structured Interview)
一言でいうと
質問と評価基準をあらかじめ決め、全候補者に同じ手順で実施する面接です。
もう少し詳しく
面接官が自由に質問する形式では、聞く内容が人によって変わり、比較ができません。同じ候補者でも面接官が変われば結果が変わる状態になります。あらかじめ質問と評価の観点を決めておくことで、判断の根拠を揃えます。
固定するのは聞く観点であって、会話の運び方ではありません。主要な質問と評価軸を決めたうえで、そこから先の深掘りは面接官に委ねます。導入した企業で面接が硬くなったとすれば、質問文まで台本化したことが原因です。
実務でどう使うか
要件定義で決めた能力ごとに、過去の行動を聞く質問を用意します。仮定の話ではなく、実際に何をしたかを聞くほうが判断材料になります。
評価は面接直後に記録してください。時間が空くと印象に引きずられます。評価の段階は3段階か4段階にし、どの状態がどの段階かを言葉で定義しておきます。
よくある失敗
- 質問だけ決めて評価基準を決めない。記録が感想の羅列になります
- 面接官の訓練をしないまま運用に載せる
- 候補者ごとに質問を変える。比較ができず、導入した意味がなくなります
混同されやすい用語
| 用語 | 指すもの | この語との違い |
|---|---|---|
| 非構造化面接 | 面接官が自由に質問する形式 | 比較可能性が確保されない |
| コーディングテスト | 実際に手を動かして技術を見る方法 | 技術の実技。構造化面接は対話 |
| 適性検査 | 標準化された検査で特性を測る方法 | 検査。面接は対話による評価 |
HRdevの現場から
面接ごとに評価が割れる企業では、評価軸そのものが共有されていないことが原因になっています。要件定義の段階で能力を書き出し、それを面接の質問に落とすところまで一緒に作ると、割れ方が小さくなります。
関連キーワード
採用要件定義 / カジュアル面談 / コーディングテスト / 評価基準