選考ボトルネック

せんこうぼとるねっく

一言でいうと

採用全体の人数を制約している選考の段です。

もう少し詳しく

通過率が最も低い段がボトルネックだとは限りません。採用担当は、各段の母数、通過率、所要日数、処理できる件数を並べ、その制約をゆるめたときに最終的な入社数と進み方がどれだけ変わるかで判断します。制約は1つとも限らず、複数の段が同時に効いていることもあります。

段の処理能力が制約になっている場合もあります。面接官の時間が週に数枠しか取れないなら、母集団を増やしても入社数は増えません。この場合のボトルネックは通過率ではなく、日程の供給量です。

実務でどう使うか

  • 各段の通過率と絶対数を並べる。比率だけでは、律速している段を特定できません
  • 段ごとの所要日数も確認する。通過率が高くても、滞留が長ければ辞退で候補者を失います
  • 仮説を1つに絞って手を入れ、次の期間で数値を確認する。複数を同時に変えると効果を切り分けられません
  • 改善したあとは次の段に制約が移ります。ボトルネックの場所は固定されません

よくある失敗

  • 通過率が最も低い段を自動的に改善対象にする
  • 母集団の量だけを増やす。下流が処理しきれず、滞留と辞退が増えます
  • 面接官の稼働という制約を数に入れず、運用の巧拙の問題として扱う

混同されやすい用語

用語指すものこの語との違い
歩留まり各段の通過率全段の比率。ボトルネックは制約している段そのもの
採用パイプライン各段の滞留人数時点の残高。滞留の場所を見つける材料になる
採用KPI測る指標と目標値測定の枠組み。ボトルネックはその読み取りの結果