採用実務

採用ファネル

さいようふぁねる/Recruiting Funnel

一言でいうと

接触から入社までの段階と、段階ごとの通過率を並べて見る枠組みです。

もう少し詳しく

段階の切り方は各社の選考フローによって変わります。スカウト送信、返信、カジュアル面談、書類選考、一次面接、最終面接、内定、承諾という並びが一般的です。各段階の人数を並べると、どこで減っているかが一目でわかります。

通過率が高い段階にも点検の余地があります。応募型の経路で書類選考の通過率が9割を超えているなら、選考として機能していない可能性があります。ただしスカウト経由は送信前に候補者を選んでいるため通過率が高くなるのが通常で、応募型と同じ物差しでは測れません。経路を分けて見てください。

実務でどう使うか

月次で段階ごとの人数を記録し、前月と比べてください。単月の数字では母数が小さく、判断を誤ります。

改善するときは、最も人数が減っている段階から手をつけます。ただし、上流の母数が足りない状態で下流の通過率だけを上げても採用数は変わりません。上流から順に見てください。

よくある失敗

  • 段階の定義を担当者ごとに変える。集計が合わなくなります
  • 通過率だけを見て絶対数を見ない
  • 経路をまとめて集計する。スカウト経由と応募経由では通過率の水準が違い、混ぜると異常に気づけません

混同されやすい用語

用語指すものこの語との違い
採用KPI目標として置く指標ファネルは実績を見る枠組み
母集団形成候補者を確保する活動ファネルの最上流にあたる一段階
歩留まり次の段階に進んだ割合ファネルを構成する個々の数値

HRdevの現場から

数字が揃っていない状態で相談を受けることが少なくありません。その場合は段階の定義を先に決め、過去分をさかのぼって埋めるところから始めます。定義が揃っていない数字で議論すると、打ち手の方向を間違えます。

関連キーワード

採用KPI / 母集団形成 / 内定承諾率 / スカウト返信率