採用パイプライン

さいようぱいぷらいん/Hiring Pipeline

一言でいうと

いま選考中の候補者が、各段階に何人いるかを示す見方です。

もう少し詳しく

採用ファネルが期間の通過率を見るのに対して、パイプラインはある時点の残高を見ます。今週どの段に何人いるかが分かれば、採用担当は締め切りから逆算して、このままの推移で目標の人数に届くかを判断できます。

ファネルの数字が良くても、パイプラインが薄ければ採用は進みません。通過率は過去の実績値で、パイプラインは現在の残高だからです。逆に、パイプラインが厚くても各段で候補者が止まっていれば、滞留しているだけで選考は前に進んでいません。

実務でどう使うか

  • 週次で、段ごとの人数と各候補者の最終接触日を並べる
  • 一定日数を超えて動いていない候補者を洗い出す。連絡待ち、面接枠、社内の承認のどこで止まっているかを候補者ごとに確認します
  • 必要な内定数から逆算し、各段に何人必要かを置く。通過率の実績があれば計算できます
  • 職種ごとに分ける。全社の合計では、特定の職種で候補者が枯れていることが見えません

よくある失敗

  • 累計の接触数をパイプラインと呼ぶ。終了した候補者を含めると、現在の残高になりません
  • 辞退・見送りの候補者を落とさず、実態より厚く見える状態のまま運用する
  • 人数だけを数え、各候補者の滞留日数を確認していない

混同されやすい用語

用語指すものこの語との違い
採用ファネル段階を通過する比率の構造期間の通過率。パイプラインは時点の残高
タレントプール接点を持った候補者の蓄積選考に入っていない層も含む
歩留まり各段の通過率比率そのもの。人数の分布ではない