転職潜在層・転職顕在層
(てんしょくせんざいそう、てんしょくけんざいそう)
一言でいうと
いま転職活動をしている層を顕在層、活動はしていないが条件次第では検討する層を潜在層と呼びます。
もう少し詳しく
この区分が示すのは本人の状態であって、能力の差ではありません。顕在層は転職活動を進めているため、自ら応募する場合もスカウトに応じる場合もあり、同じ時期に複数社の選考が並びます。比較検討にかける時間は人によって違います。潜在層はいま積極的に動いていないため、接触から入社までの期間が長くなりがちです。
2つの層は固定されていません。同じ人が、組織変更や担当の変化をきっかけに顕在層へ移ります。媒体に登録している人がすべて活動中とも限らず、登録したまま動いていない状態も多く見られます。
実務でどう使うか
- 顕在層には選考の速さで対応する。返信から一次面接までの日数が他社との比較に影響します
- 潜在層には、いま転職する前提を置かずに接触する。面談の位置づけを情報交換として設計します
- 同じ文面を両方に送らない。潜在層に「ぜひご応募ください」と書いても、行動する理由になりません
- 媒体の最終ログイン日など、活動の度合いを推し量れる情報を送信の優先順位に使う
よくある失敗
- 潜在層への接触を返信率だけで評価し、期間をかけて追う設計にしていない
- 潜在層に対して、転職の意思が固まっている前提で選考の日程だけを押さえる
- 顕在層の選考を通常の稟議どおりに進め、他社が先に決める
混同されやすい用語
| 用語 | 指すもの | この語との違い |
|---|---|---|
| タレントプール | 接点を持った候補者の蓄積 | 母集団の置き場。本人の状態による区分ではない |
| 応募者 | 自ら応募した人 | 顕在層のうち、自社に対して行動した人 |
| リファラル | 社員の紹介による候補者 | 経路の区分。層の話とは別の軸 |