技術・開発

Kubernetes

くーばねてぃす

登場(海外)
2014
更新
2026-08-25

一言でいうと

多数のコンテナを自動で配置し、動かし続ける仕組みです。規模が小さい環境では、得られる利点より運用の負荷が上回ります。

開発元と登場年

Googleが社内での運用経験をもとに開発し、公式ドキュメントによれば2014年にオープンソース化しました。現在はCloud Native Computing Foundationが管理しています。

何を解決するために生まれたか

コンテナが数個であれば手で管理できますが、数百になると人手では追えません。どのサーバに置くか、落ちたらどう入れ替えるか、負荷が増えたらどう増やすかを、宣言した状態に向けて自動で調整する仕組みが要ります。

この仕組みは、あるべき状態を宣言すると、現状との差を埋め続けます。運用の中心が、手順の実行から状態の宣言へ移ります。

どこで使われているか

一定以上の規模を持つWebサービス、複数のサービスを並行して動かす環境が中心です。クラウド各社が管理された形で提供しており、自前で構築する例は減りました。

日本の市場では、マイクロサービス構成を採る企業や、トラフィックの変動が大きいサービスでの採用が中心です。

人材市場の実情

検索条件として機能します。経験者は限られ、経歴にも明示されるためです。SREやPlatform Engineerの募集では、この語が要件として書かれることが多くなります。

ただし経験の幅が大きい語でもあります。クラウドの管理された環境を使うのと、自前で構築して運用するのでは、必要な知識がまったく違います。求人票にはどちらかを書いてください。書かないと、応募の判断ができません。市場の単価が高い領域でもあるため、要件に置くなら提示する年収の幅もあわせて見直してください。

混同されやすい技術との違い

用語指すものこの語との違い
Dockerコンテナを作り動かす道具単体の実行。Kubernetesは多数の管理
Terraformインフラを記述で構築する道具構築の話。Kubernetesは実行の管理
サーバーレス実行環境を意識せず動かす方式管理する対象そのものを持たない

採用担当の見極めポイント

  • クラウドの管理された環境か、自前構築かを聞いてください。同じ語でも経験の中身が変わります
  • 障害対応の経験を聞くと、運用の深さが分かります。動かした経験と、直した経験は別物です
  • 自社の規模でこの仕組みが必要かを先に検討してください。小規模な環境では運用の負荷が利点を上回ります

関連キーワード

Docker / Go / マイクロサービス / 可観測性

出典