技術・開発
TypeScript
(たいぷすくりぷと)
- 登場(海外)
- 2012年
- 更新
- 2026-08-25
一言でいうと
JavaScriptに型の仕組みを足した言語です。JavaScriptとは別の言語に見えますが、置き換えではありません。
開発元と登場年
Microsoftが開発し、2012年に公開しました。互換性を保証する1.0は2014年に出ています。JavaScriptの上位互換として設計されており、既存のJavaScriptはそのまま動きます。
何を解決するために生まれたか
JavaScriptは実行してみるまで型の誤りが分かりません。関数に渡す値の形が変わっても、動かして初めて壊れます。規模が小さいうちは問題になりませんが、ファイル数と開発人数が増えると、変更のたびに影響範囲が読めなくなります。
型を書くことで、この確認をコンパイル時に前倒しします。エディタの補完も働くようになり、他人の書いたコードを読む速度が上がります。
どこで使われているか
Webのフロントエンドではほぼ標準です。ReactやNext.jsを使う案件のほとんどがこの言語を前提にしています。バックエンドでも、Node.jsを使う構成では同様です。
新規開発でJavaScriptだけを選ぶ理由は、日本でも少なくなりました。既存のJavaScriptから段階的に移行する案件も多く見られます。
人材市場の実情
Webの開発者の多くがすでに書いています。検索条件に入れても母集団はほとんど狭まりません。
実力が分かれるのは、型をどこまで使っているかです。型を書かずに済ませる書き方も可能なため、経験ありと書かれていても実態に幅があります。要件に入れるなら、この語単体ではなくReactやNext.jsといったフレームワークと組み合わせてください。
混同されやすい技術との違い
| 用語 | 指すもの | この語との違い |
|---|---|---|
| JavaScript | ブラウザで動くもとの言語 | 型の仕組みがない |
| Flow | 型を検査する別の仕組み | 同じ目的の競合。現在は採用例が少ない |
| React | 画面を組み立てるライブラリ | 用途が違う。組み合わせて使う |
採用担当の見極めポイント
- 型をどう使っているかを聞いてください。anyを多用する運用と、型で仕様を表現する運用では習熟度が違います
- 既存のJavaScriptからの移行を経験している人は、判断を迫られる場面をくぐっています
- 経験ありという記述だけでは差がつきません。使っているフレームワークと規模を合わせて確認してください
関連キーワード
JavaScript / React / Next.js / Node.js