技術・開発
Terraform
(てらふぉーむ)
- 登場(海外)
- 2014年
- 更新
- 2026-08-25
一言でいうと
クラウドの構成をコードで記述し、その通りに作る道具です。IaCという考え方を実装した代表例にあたります。
開発元と登場年
HashiCorpが開発し、2014年7月に公開されました。複数のクラウドを同じ書き方で扱えることが、この道具を広めました。
何を解決するために生まれたか
クラウドの管理画面で手作業に構築した環境は、誰がいつ何を変えたかが残りません。同じ環境をもう一度作ることも難しく、検証環境と本番の差が広がります。
この道具は、あるべき構成を記述ファイルに書き、現状との差分を計算して適用します。変更はコードのレビューを通り、履歴がバージョン管理に残ります。複数のクラウドを同じ書き方で扱える点も採用の理由になります。
どこで使われているか
クラウドを使う企業の環境構築全般です。サーバやネットワークだけでなく、権限やデータベース、監視の設定まで対象になります。
クラウドを本格的に使う組織では標準的な選択肢になりました。ただし一部の環境だけをコード化して、残りは手作業という状態の組織も少なくありません。
人材市場の実情
検索条件として機能します。SREやインフラの募集では要件に書かれることが多く、経歴にも明示されます。
ただし、書いた経験と設計した経験には差があります。既存の記述を修正した経験と、権限や状態管理まで含めて設計した経験は別物です。求人票では、既存環境の運用なのか、新規の構築なのかを書いてください。
混同されやすい技術との違い
| 用語 | 指すもの | この語との違い |
|---|---|---|
| IaC | インフラをコードで扱う考え方 | 概念。Terraformはその実装のひとつ |
| Ansible | サーバの設定を揃える道具 | 対象がサーバ内部の状態に寄る |
| CloudFormation | AWS専用の同種の仕組み | 対象が単一のクラウドに限られる |
採用担当の見極めポイント
- 既存の記述を直してきたのか、新規に設計したのか。ここで経験の重みが変わります
- 状態ファイルの扱いを聞いてください。他の人と同時に作業したときに困った経験が出てくれば、チームで運用しています。技術的な正しさの判定は人事では難しいため、現場が同席する場の質問にしてください
- 手作業の変更をどう扱っていたかを聞くと、運用の成熟度が出ます
関連キーワード
IaC / AWS / Docker / SRE