技術・開発

GraphQL

ぐらふきゅーえる

登場(海外)
2015
更新
2026-08-25

一言でいうと

必要なデータの形を利用する側が指定して取得する仕組みです。データベースへの問い合わせ言語ではありません。

開発元と登場年

公式サイトによれば、Facebookで2012年に作られ、2015年にオープンソース化されました。2019年にはFacebookらがGraphQL Foundationを設立し、中立的な運営に移っています。

何を解決するために生まれたか

従来のAPIでは、画面ごとに必要なデータの組み合わせが違うため、余分な項目まで取得したり、足りない分を追加で問い合わせたりすることが起きます。画面が増えるほど、専用のAPIが積み上がります。

この仕組みでは、利用する側が欲しい形を指定します。ひとつの窓口で過不足なく取得できるため、画面の変更にサーバ側の変更が追随しなくて済む場面が増えます。

どこで使われているか

画面の種類が多いサービス、複数の端末向けに同じデータを配るサービスで採用されます。モバイルアプリとWebで同じ裏側を使う構成とは相性が良い仕組みです。

国内では、一定の規模を持つサービスでの採用が中心です。小規模なサービスでは、導入の手間に見合わない場合もあります。

人材市場の実情

経験者の数がそのまま制約します。この仕組みを採用した企業に在籍した層に偏るためです。

必須要件に置くと候補者が絞られすぎます。API設計の経験がある候補者なら学習は難しくないため、歓迎要件に置いて面談で確認する運用が現実的です。要件に残す判断をするなら、提示する年収の幅もあわせて見直してください。

混同されやすい技術との違い

用語指すものこの語との違い
REST API資源ごとに窓口を分ける設計取得する形を利用側が決められない
gRPC高速な通信のための仕組み用途が内部通信に寄る
SQLデータベースへの問い合わせ言語問い合わせ先がデータベース

採用担当の見極めポイント

  • 使う側だったのか、提供する側を設計したのかを分けて聞いてください。難しさが違います
  • 導入した理由を聞くと、技術選定の考え方が見えます。流行だからと答える場合は掘り下げてください
  • 必須要件に置く前に、媒体で該当人数を数えてください。想定より少ないことが多い語です

関連キーワード

REST API / マイクロサービス / API設計 / バックエンドエンジニア

出典